基本情報設定は、システムの動きに大きく影響する設定です。システムをインストールした直後に必ず確認する必要があります。システムを使用し始めたら(受注や生産計画を入力し始めたら)、途中で基本情報を変更することは、データの整合性が壊れることも考えられます。

 

設定内容説明


項目

説明

消費税CD

消費税CDを入力します。

受注などの消費税計算はここに登録された内容に従って計算されます。消費税が変更されるような場合は、登録されている消費税CDの内容を変更して対応するようにしてください。

消費税CDは、将来拡張用に品目毎に設定できるようにコード管理するようにしています。

受注生産

このシステムは、見込生産・受注生産に対応しています。

 

見込生産とは、在庫の過不足予定を見て、在庫が足りなくなる前に生産計画を立てる方法で、受注生産とは基本在庫を持たず、受注された分だけ生産を行う方法です。

受注生産にチェックを入れると、品目マスタの初期値で「紐付生産」にチェックが付きます。(初期値としてチェックが付くだけなので、その後変更することは可能です)

税種別

売上に対する税種別を設定します。

この項目を設定しておくと、受注入力の画面で初期値としてこの税種別が表示されます。(初期値なので、その後変更することは可能です)

税種別は以下の種別が予め以下の値がシステムに登録されています。

 外税、内税、非課税、免税

検収連動

受入の時に、受入数に応じて検収を行うかを設定します。

コンボボックスには以下の項目が表示されます。

 連動なし、受入時

「連動なし」の時、受入と検収は別となります。

「受入時」の時、受入に応じて検収データが作成されます。

仕入単価評価法

この項目は原価計算で使用する、仕入単価を求める方法を設定します。

仕入単価評価方法には以下のものがあります。

 総平均、移動平均、最終仕入

(システム運用途中で変更する事は、かなりの影響がでます。)

展開パターン使用

工程構成・部品構成にはパターンを持つことができるようになっています。例えば、主材料のAが足りなくなった場合、材料Bを使用する展開パターンを登録しておき、生産計画作成時、どのパターンで工程展開を行うかを決める事ができるようになります。

拠点使用

拠点使用にチェックを入れると複数拠点で使用できるようになります。ただし、複数拠点の場合、検証が十分には出来ていません。

決算月

年度を締める月を設定します。

(システム運用途中で変更する事は、かなりの影響がでます。)

締日

月度を締める締日CDを設定します。

自社の締日は、買掛の締日と在庫の締日で使用されます。

(システム運用途中で変更する事は、かなりの影響がでます。)

年度判断

当年と年度の関係性を設定します。

 ・期首開始年が選択された時、期首月の西暦を年度とします。

例 3月締めの場合、2017年04月は2017年度となります。

 ・期首終了年が選択された時、期末月の西暦を年度とします。

例 3月締めの場合、2017年04月(2018年03月の年)は2018年度となります。

月度判断

当月と月度の関係性を設定します。

 ・月度開始年が選択された時、期首日を月度とします。

例 25日締めの場合、03月26日は03月度となります。

 ・月度終了年が選択された時、期末日を月度とします。

例 25日締めの場合、03月26日(04月25日の月)は04月度となります。

当年度

現在の年度を入力します。

当月度

現在の月度を入力します。

 

 

 


 

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