受注登録後に生産管理システムのデータとして起こることがあります。登録した区分により2つに分かれるのですが、1つは引当処理が行われます。引当処理とは、出荷時に入力した受注品目の在庫が足りているかどうかのチェックです。もう1つは、生産計画(もしくは仮発注)作成処理です。受注した品目の出荷日から逆算して生産計画(仮発注)を自動的に立てます。

それでは同じ品目で区分を違えて2明細の受注を入力します。


同じ品目の2明細ですが、1つは紐付区分にチェックを付けています。またチェックを付けなかった方は分かりやすくするために納期を変更しています。

次が登録後の結果です。

まずは、作成された生産計画を見ていきます。メニュー「生産管理」-「生産計画一覧」から自動作成された生産計画を見つけることができます。生産計画一覧が起動したら、「検索」ボタンをクリックします。


行を選択した状態で「変更」ボタンをクリックするか、行をダブルクリックすると、生産計画データの詳細が見ることができます。

受注数は100で入力しましたが、在庫単位に換算されて(品目マスタで受注単位を使用するにチェックを入れ、受注入数を6としていた)、在庫単位に換算され、600の生産数となっています。


受注から生産計画が作成された場合は必ず展開基準が納期基準となります。納期は5/10日に設定されていますが次のように算出されます。

まず。受注の出荷予定日が5/14日でした。このシステムでは必要日は、1日前の5/13日となります。さらに品目マスタにより安全リードタイムが1となっていますので5/12日を生産計画の納期にしようとしますが、カレンダー設定上5/11, 12日が休日設定になっているので5/10日が納期となります。


紐付区分にチェックがついた受注は、受注をカバーするように生産計画が自動作成されます。

 

次にもう1つの紐付区分にチェックのついていない受注はどのようになるかを見ていきます。受注入力を終えると引当処理を行うかどうかのメッセージが表示されます。「はい」をクリックして引当処理を行うと、在庫が0の場合、未引当一覧に先ほど登録した受注情報が表示されます。


未引当一覧は、不足となっている時点の情報なので、どういった経緯により不足になったのかを知りたい場合は、上部メニューの「受払予定」をクリックすると現在庫からの予定の一覧が表示され、どのような経緯で不足になるのかが分かります。


未引当一覧に表示されたら、後は手動にてそれを補うように生産計画を立てていきます。

おすすめの記事