取引先マスタ、得意先や納品先、仕入先を登録するマスタです。見積や受注、発注などを登録する時、これらは必須項目となっていますので、最初に必ず登録する必要があります。また、取引先マスタの項目をよく理解すれば、インポートから一括でも取り込めます。

「マスタ管理」のサブシステムメニューの中に「取引先マスタ」「取引先一覧」があります。どちらからでも登録できるのですが、取引先一覧から登録をすることをお勧めします。


得意先を登録する

それでは、得意先を登録してみます。取引先一覧を起動したら、サブメニューにある「登録」ボタンをクリックします。すると取引先マスタが起動します。


「取引先CD」は自動採番ではないので入力する必要があります。何も考えずに1からの連番でも良いですし、番号になんらかの規則を設けて付けても良いと思います。「取引先名」「取引先略称」は必須項目です必ず入力してください。「取引先名」は納品書などに印字されますので正式名称を入力する必要があります。「区分」は初期値として得意先と仕入先にチェックが入っているので仕入先を外してください(仕入先のチェックを外すと仕入先情報のタブ項目が消えます)。必須項目ではありませんが、納品書をこのシステムから出力する場合は電話・FAX・住所を入力する必要があります。

ここまでの項目は得意先に限らず、仕入先・納品先でも同じ項目となります。

マスタの下半分に得意先情報のタブがありますので、得意先の場合、入力する必要があります。項目の先頭に「#」のマークが付いているものは条件付き必須項目となります。販売単価GPは単価種別が単価GPの時に必須となり、販売掛率GPは単価種別が掛率GPの時に必須となります。また請求締GPは、請求先CDが未入力の時に必須項目となります。画面の右側に納品LTという必須項目があります。これは出荷してからお客様に製品が届くまでの日数です。重要な項目となりますのできちんと調べて入力してください。

初めから完璧にデータを作成する必要はありませんので、システムを使用する度合いに応じて最低限の項目を入力することをお勧めします。


データを入力したら、最後に更新ボタンをクリックします。正常に更新されると一覧に登録したデータが表示されます。もし登録間違いなどあれば、一覧で登録した項目を選択状態にし、変更ボタンをクリックします。先ほど登録した画面が再度表示されますので、間違い部分を修正し、更新ボタンをクリックしてください。登録したデータを削除した場合は、同じように対象行を選択して、削除ボタンをクリックするとデータが削除されます。


仕入先を登録する

得意先の登録と同じです。一覧から登録ボタンで取引先マスタを登録モードで起動し、取引先区分のチェックを「仕入先」のみにします。そうすると画面下の部分が仕入先情報のみとなります。仕入先情報の中に外注先と外注手配LTが存在します。このシステムの中で外注先とは製造の中で一部の作業を請け負ってもらう会社のことです。外注先は特別な区分であるので、外注加工をお願いするようなところは忘れずにチェックを入れてください。外注先手配LTは、外注加工をお願いしてから納品されるまでの期間のことです。外注区分にチェックを入れたら、必ず外注手配LTも入力してください。支払締GPは、支払先CDが未入力の時に必須項目となります。データを入力したら最後に更新ボタンをクリックしてデータを確定します。


納品先を登録する

納品先は、出荷したものを届ける場所です。得意先によっては店舗がいくつもあり、受注の都度、納品場所が違うケースも考えられます。そのようなところがある場合、納品先として登録します。納品先には、得意先CDが求められます。先に、得意先を登録してから納品先を登録するようにしてください。


 


 

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