中日程計画一覧では、常に生産するような製品を予め未来の生産目標として入力しておくことができます。入力することによって、大まかに子部品の使用予測を求めることができるようになります。
中日程計画を立てた後、その月が近づいてくると、生産計画に落とし込む作業が必要になります。その時には「詳細作成」において生産計画を立てることにより、中日程計画で求められた仮の必要品が削除されます。
前提条件
基本情報設定(システム管理)において中日程計画を使用するにチェックを入れる
基本情報設定の「中日程計画使用」にチェックを入れることによって、中日程で使用する製造品にチェックを入れることが可能になります。
品目マスタにおいて中日程計画を使用するにチェックを入れる
品目マスタの「その他」タブの「中日程計画対応品目」にチェックを付けると、その品目は中日程計画ができるようになります。
検索条件項目説明
月度(必須項目)
表示する月度期間を入力します。
品目
中日程の計画を立てる品目を入力します。
展開済みのものも含む
中日程計画を立てると、その後に仮の所要量展開を行うことができます(登録時には自動で展開される)。このチェックを外すと所要量展開済みのものは表示されなくなります。
詳細済みのものも含む
中日程の詳細を作成したものも表示するようになります。
項目説明
月度(表示項目)
検索条件の期間が表示されます。
品目CD・品目名(表示項目)
品目マスタにおいて「中日程計画対応品目」にチェックが付いている品目のみが表示されます。
一昨年生産数(表示項目)
一昨年の表示月度での生産数が表示されます。(実績ベース)
昨年生産数(表示項目)
昨年の表示月度での生産数が表示されます。(実績ベース)
生産数
指定月度での生産数を入力します。
展開(表示項目)
仮の所要量展開が行われているかが表示されます。
詳細作成(表示項目)
中日程計画が生産計画に移行されたかが表示されます。
備考
備考が入力できます。
サブメニュー
更新
入力された中日程計画を更新します。また中日程計画と同時に仮の所要量展開が行われます。仮所要量展開で算出される品目は、品目マスタにおいて「仮所要量表示」のチェックが付いたもののみです。必要なものにはチェックを付けましょう。
品目マスタ
選択された行の品目に対する品目マスタを起動します。品目の設定に誤りがある時などすぐに修正することができます。
所要展開
登録された中日程に対して、所要量展開を行います。仮所要量展開で算出される品目は、品目マスタにおいて「仮所要量表示」のチェックが付いたもののみです。必要なものにはチェックを付けましょう。
また、所要算出の項目が中間品で、「仮所要表示品目」でなかった場合、さらにその子品目が所要量展開の対象となります。下図で説明すると、中日程計画として製品Aを登録した場合、半製品Aが仮所要表示品目ならば、半製品Aの必要量が計算されます。半製品Aが仮所要表示品目でないならば、さらに部品A・部品B・部品Cの所要量が算出されるようになります。ただし、半製品Aの中日程計画を立てると二重に部品A・部品B・部品Cが計上されることがあるため、意味を理解した上で設定を行ってください。
所要の必要日は、中日程計画品が指定された月度の初日に所要品が必要になるとして計算されます。本来の展開で考慮される、工程の期間などは考慮されませんので、あくまでも仮と捉えて、前もって部品を準備するようにしてください。
所要削除
仮所要量展開した結果を削除します。部品構成などが違っていた時などに削除し、再作成するために役立ちます。ただ、削除したままにすると中日程を立てた意味合いがなくなるのですぐに所要展開を行ってください。
所要一覧
指定された中日程計画の仮所要量展開で作成された結果を表示します。
詳細作成
中日程計画から生産計画に落とし込む作業を行います。詳しくは「中日程計画詳細作成」を参照して下さい。